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あるたばこ店のこと

Posted by Koumei on 2010年10月25日 in 日記 |

 他のブログで禁煙について書いている。
 禁煙というのは辛いもので、これは吸わない人、簡単に止められた人には分からないものだろう。
 何が辛いかというと、いわゆる禁断症状である。
 このため、医薬品としてニコチン入りガムやパッチがあり、禁煙外来なる医療行為でも用いられ、禁断症状を和らげることで再び喫煙することを防ごうというのだ。

 その辛さは一般的に吸っていた本数に比例する。
 多く吸っているということはニコチン量が多く、それが一気にゼロになるから辛いのである。
 つまり、少なくしてから禁煙すると楽になるはずだ。
 節煙である。

 ところがこれも辛い。
 吸いたいのに我慢するというのも、禁煙して吸わないのも同じではないかと思うのである。

 ならば、減らせる方法を見つければよい。
 それが「パパも式禁煙法」で、禁煙前に禁煙準備として煙草を減らすのだが、それを煙管にしようというものである。
 金額ベースではかなり減らせる。
 はっきり言うと、まったく禁煙に無関係に好きなだけ吸っても物凄く安くつくのである。
 これなら禁煙しなくてもいいのではないかと思えるほど・・・

 興味があったらご一読いただきたい。

 ただし、喫煙者以外が読んで煙管に興味をもたれるのは不本意である。
 喫煙習慣がない人は、今後も喫煙しない方が絶対に良い

 
 昨日、日曜なので開いているたばこ店をネットで探して行ってみた。
 片道15kmくらいだから、煙草を買いに行くにはかなり遠い。
 コンビニならすぐ傍にいくつでもあるのだから。

 手巻き用の煙草をシャグというのだが、あるシャグを探しに行ったのである。
 どうしても試したいものがあったのだ。
 それは、一番最初から気になっていたシャグだった。

 聞くと、「昔は置いてたけど、不味いから置くのを止めた」と、たばこ屋のばあちゃん。
 ならばと色々と話を聞くと、どうやらその人は自分で吸って不味いから止めたのではなく、常連に言われただけのようである。
 他のものも味などを聞いても答えられないのだ。
 売れるシャグを聞くと、圧倒的に「マニトウ・ゴールデン・シャグ」だという。
 「マニトウ・オリジナル・シャグ」が珍しく置いてあったのだが、いつのものか分からないので買わなかった。
 「ドミンゴ・ナチュラル」があった。
 安いものが売れるのは、国立大学が近いからかもしれない。

 シャグを煙管で吸うのだが、何か良いものはないかと聞くと、「煙管で吸うのは刻みだ」と全否定である。
 百も承知。
 そういうのを『ブッダに教えを説く』(釈迦に説法のこと、「紅の豚」より)という。
 ドラムもなかったようだから、煙管吸いでシャグを買う客はいないのかもしれない。
 煙管はかなりの種類が置いてあったのだが。
 「常連でパイプ煙草を手巻きで吸っている人がいる」と言う。
 常連かどうかで言葉の受け取り方(重み)がかなり違う人のようである。

 結果、せっかく遠くまで行ったのだが、何も買わなかった。

 
 別のものを売っている場合(八百屋、魚屋、肉屋など)を考えて欲しい。
 店に置いていてみたが売れなかったものを置かないようにするのは正しい判断である。
 店主が試してみて、不味くて客に勧められないからと置かないように判断するのも悪くない。
 ある常連客が「それは不味い」と言ったからと、置かなくなっても仕方ないかもしれない。
 客あっての商売であり、利益を追求するのは当然のことだからだ。
 しかし、少なくとも、それを買いに来た客に「それは不味い」と言うのはいかがなものだろう。
 機会損失だけでなく、客が不愉快に思うのではないだろうか。

 美味い・不味いを決めるのは客である。
 店主がいくら美味いと思っても、客が不味いと思ったら不味いのであり、また逆も然りだ。
 煙草は嗜好品であり、好みは千差万別である。
 そうでなければ、煙草など1種類で事足りる。
 実際、刻みは「小粋」(こいき)1種類しかない。

 ラーメンを食べたことがないラーメン屋、ベジタリアンの焼き鳥屋などいないだろう。
 すっぽんの生き血を飲んだことがないという亭主に生き血を勧められても困る。
 「私は食べられない・飲めない」などという人がそういう店をやるべきではない。
 毎日食べて・飲んで味をチェックしているくらいでないとダメである。

 だから煙草屋をやるなら、煙草を吸って試すべきである。
 バンバン吸っても元気でいられるという証明を自分の体でするくらいでないといけない。
 もし、それができないなら煙草屋などやるべきではない。

 自分の判断ではなく、他人の意見に左右されるなら、嫌煙者の意見を聞いたら良いだろう。
 全ての煙草を置くべきではない、という結論になるはずである。

 
 私は煙草屋(JTも)の生き残る道は煙管だと思っている。
 嫌煙と増税の嵐の中、生き残れるのは歴史ある伝統だと思うからである。
 日本の煙管と刻みは残すべき価値があるのだ。

 まあ、安煙管で、刻みではなくシャグを吸っているのだけれど・・・しかも禁煙準備として・・・

 
 月曜になり他の店で、件(くだん)のシャグを買って試した。
 それは煙管で吸うにはかなり良いシャグだった。

 手巻きにして吸ったのではパンチのない煙草かもしれない。
 非常に大人しい、癖のないシャグである。
 しかし、煙管で吸うには悪くない。
 私の禁煙準備としてはパンチも個性も癖も必要なく、煙管で吸いやすくて単価の安いものが良いのである。
 実際、煙管で吸っている人も多いシャグである。

 それは歴史のある煙草であり、英国紳士ご用達のシャグで、「ゴールデン・ヴァージニア」という。

 
 禁煙準備としての煙管使用であり、最後のシャグにするつもりである。
 紙巻と小粋(シャグは10g220円程度、小粋は10g360円)はもう買わないことを決めている。
 つもり・・・なんだけどなぁ・・・

1 Comment

  • 通りすがり より:

    随分前の記事に対するコメントで恐縮ですが、タバコの小売免許は戦争で夫・身寄りを亡くした方に対する補償のひとつですから、比喩として挙げられているベジタリアンの焼き鳥屋 すっぽん料理の亭主とは異なります。

    おばちゃんの対応は気に入りませんが、タバコ屋はタバコを吸えと言うのは暴論では。

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